2022/03/1

 弥生3月、しだいに和らぐ陽光の下、草木が芽吹いてきます。まだ、寒さが残りますが、春の陽気に心もうきうきしてきます。土の中の虫も動き始める啓蟄(けいちつ)のころでもあります。そんな虫たちを見つけ歓喜であふれる園庭になる日も間近です。

 ぞう組はいよいよ小学校へと階段を上ります。小さかった頃のことが走馬灯のように蘇り、一人一人の成長の軌跡が記された園舎が過去になる日がもうすぐです。卒園の歌声が響き祝福したい気持ちがあるけれど、寂しさが増して複雑です。毎年、この時期は、思い出に浸る時間がないほどあっという間に時間が流れていきます。一日を境にまるで魔法にかかったようにそれぞれの環境になります。子どもも大人も環境の変化に順応できますように、余裕をもって過ごしていきたいと思います。そして、新たな始まりを心弾む気持ちで迎えられますように、今年度残りの日まで笑顔で過ごしてまいりましょう。

 今月もコロナウイルス感染症防止のため、教室は中止にさせて頂きました。

 その時間は、教室の先生に代わってできることを考えて、楽しみたいと思います。